代理店の統廃合

保険代理店は保険料の○%を手数料として受け取り生計を立てているわけですが
その割合が、売り上げの少ない小さな代理店は引き下げられ
逆に売り上げの多い大きな代理店は引き上げられました。



これによって小さな個人代理店は経営がなりたたなくなり
大きな代理店に吸収されるか、
いくつかの小さな代理店が一つの代理店になってトータルの保険料収入を
大きくしなければ生き残れないようなシステムになったのです。



ようするに保険会社は代理店に対する費用対効果を考えた場合
大小100の代理店を管理するより、同じ売り上げで30の代理店を管理した方が
効率性も生産性も上がるという計算だと思います。



この流れによって私の代理店仲間の多くも統廃合に動きましたが
うまく行っている例は少ないように見受けられます。



そもそも保険代理店を始めよう…というような人達の多くは
サラリーマンが苦手で”一匹オオカミ”的なヒトが少なくありません。
そいれが大きな代理店の一募集人として管理されたり
何人かの仲間が集まって一つの代理店としてまとまっていく事は
なかなか難しいのです。



そして、何よりも大切なことはお客様の視点です。
これらの統廃合は保険会社や代理店の”損得”で行なわれているもので
契約者にとってのメリットが鮮明ではありまません。



それどころか、それまで代理店と契約者がフェース・トゥ・フェースで強く
結ばれていたのが希薄になって、契約が消滅するケースも少なくないようです。
代理店の大型化が必ずしも成功しているとは私の目からは見えてきません。


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