解約や失効は年間どのくらいあるのか?

これから保険に加入しようという人は、解約のことまで考えないのが普通です。
したがって、解約返戻金など興味がなくて当然かもしれません。
しかし、生命保険の統計を見てみると解約や失効がかなり多いのです。



生命保険協会が毎年出している生命保険(個人保険分野)での解約・失効率です。
年間約1割もの契約が解約や失効によって消滅しているようです。
この計算で行けば、10年以上も継続される契約は僅かしかない事になります。



解約返戻金の無い生命保険の場合は”失効”の可能性は高くなります。



私のような小さな保険代理店でも、お客様の口座の預金不足などで
保険料が引き落とせない契約が毎月十数件はあります。
2ヶ月続けて口座から落ちないと失効になる恐れがあるため、
契約者に連絡するのも代理店の重要な仕事です。



生命保険で解約返戻金が溜まっている保険の場合は、
保険料をそこから振替て、失効を防ぐという機能があります。
しかし解約返戻金が無い保険の場合は、それが出来ません。



独り暮らしの人が緊急入院をし、退院後に医療保険の請求をしようとしたら
その間、口座の預金不足で保険が失効、復活させたいけど【健康告知】が…
なんて悲劇も、おこりかねません。



意外に多い解約・失効に備えるためにも…
保険契約を”失効”させずに継続させるためにも…
解約返戻金の存在は重要だと私は思うのですが、いかがでしょうか?


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