”貯蓄性”をカットした保険がトレンド?

生命保険には貯蓄性が必然的に備わっている話をしました…
それなのに…
『生命保険と貯蓄は切り離して…』なんてアドバイスを最近よく耳にします。
それに応えるように、あたらしく発売される医療保険などでは…
貯蓄性を故意にカットした商品が今やトレンドになろうとしています。



「同じ保障なら少しでも安い保険を…」
という消費者の素朴な希望がある事は理解できます。
それを同じ仕組や条件のまま企業努力によって保険料が安くなるならともかく
仕組を変えることによって保険料を安くするのなら
そのことを契約者に判りやすく、しっかりと説明すべきだと思うのです。



しかし、やっかいな事は
【生命保険が本来から持っている貯蓄性】などという事は、そもそも
多くの消費者は最初からほとんど理解していないのが現実です。
さらに、やっかいなのは
消費者どころかFPやプロと言われる人達の中にも理解していない人が多いことです。



ここでまた、ことわっておきますが…
私はそのような保険をアタマから否定しているわけではありません。
私が違和感を感じるのは、何度も述べているように
消費者に情報開示されないままに、ほとんど議論もされないまま
いつのまにか、あたりまえの保険になってしまった事です。



次回は、多くの消費者も、そしてFPやプロでさえ理解していない人が多い(^_^;)
”貯蓄性”の具体な例を出して、お話をしたいと思います。



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