いつも庶民が 

生命保険会社は'97年の日産生命をかわきりに7社が次々に破綻するという
大変な危機がありましたが、どうやら落ち着いてきたようです。



そもそも生保危機とは何だったのでしょうか?



かんたんに言ってしまうと
バブルの頃の高い予定利率の契約が保険会社にとっての”不良債権”に
なって経営を脅かした…という事だと思います。
その”不良債権”も、ここ数年でかなり減少し、保険会社は危機は乗り越えたようです。



保険会社にとっての”不良債権”とは
契約者にとっての”お宝保険”…すなわち”優良債権”です。
ここ数年で保険会社は”不良債権”を減らしたという事は
お客様の”お宝保険”が減った…ことになります。



お客様が保険会社を救うために、みずから”お宝保険”を放棄した
という話は聞いた事がありません。
でも”新しい保険”や”新しい割引サービス”に切り替えることで
結果的に、そうなったかもしれないのです。



不況の中でも元気があったのは消費者金融で、
今やメジャーな金融ビジネスまでに成長しました。
それを支えたのは貧しい庶民でした。
売り上げ総額の半分が賞金の”宝くじ”に長蛇の列をつくり
払ったお金の半分も国に寄付?するのも庶民です。
超低金利でも泣く泣く我慢し続けて、銀行を立ち直らせたのも庶民です。
そして保険会社の不良債権解消も…



リストラの犠牲になり、不況経済を底から支えた庶民も
これからの自己責任の時代、そんなことばかりはやってはいられません(^_^;)
もっともっと勉強し、利口になって、自分の頭で考えることによって
お客様が主導権を取る時代になっていくのです。




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