そもそも…経済学者って?


『写真は10月2日と3日何て事の無い写真です(^_^;)』






日本の経済学者で最もノーベル賞に近いと言われていた
宇沢弘文さんが先月86歳で亡くなりました。
アベノミックス遂行の後ろ盾になっている経済学者の浜田宏一さんも
”ノーベル経済賞に最も近い巨人”なんてもてはやされていましたが
まったく、考え方が違う経済学者でした。




浜田さんと違うというより…今の経済学者は基本的に浜田さんのような
市場原理主義の考え方が主流でもてはやされています。
その市場原理主義の教祖とも言われノーベル経賞を受賞した
ミルトン・フリードマンシカゴ大学で宇沢さんと同僚の教授仲間。
すなわち考えがまったく違う巨頭?が一緒の職場?にいたわけで…
エピソードもそれなりにあったようです(^_^;)

宇沢さんは「経済成長率が高いという事は、地球の温暖化や
日本の経済摩擦のような好ましくない問題を引き起こす。
本来なら経済成長は低いほど望ましい」と述べているのです。




宇沢弘文といえば『社会的共通資本』という考え方が有名です。
社会的共通資本とは…国や特定の地域に住むすべての人々が、
ゆたかな生活を営み、優れた文化を展開し、人間的に魅力ある
社会を安定的に維持するための社会的装置の事で、
TPPはそれをブチ壊すものとして当初から断固反対の姿勢を取っていました。




どんな業種でもコンサルタントがいるアメリカなのに、
個人経営を相手にするコンサルタントは商売にならなので居ないようです。
経済学者も大企業や金融機関や、まして国家が支持してくれれば
大安泰ですが、それに副わなければ厳しい職業かも知れまん。(^_^;)




私は宇沢さんの仙人のような風貌と名前ぐらいは知っていましたが、
このような学者である事は亡くなってから知ったしだいで、
スポットライトから外されいたのかも知れません。(^_^;)
しかしこんな時代だからこそ
宇沢さんの『社会的共通資本』などの少し難しそうですが
勉強の為にもじっくりと読んでみたくなってきました(^_^;)







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