そもそも…個人情報漏洩って?


『写真は7月19日・石川農園(稲城市)』




ベネッセの個人情報漏洩の事件が大きく取り上げられいて
「ヤレヤレこんな事で大騒ぎに成らなければ良いのに…」と思っていたら
連日報道され、容疑者が逮捕された7月18日日経朝刊の社会面トップには
まるで誘拐殺人犯か有名人が連行されるような望遠で撮影された
顔写真を大きくアップしています。




顧客の住所氏名生年月日といった個人情報1019万件を
自分のスマホに転送し250万円の報酬を得ていたという事件のようですが
ベネッセはこの不祥事に200億円の賠償金を用意してるそうですが
これまでに実害があった訳でもなく、
被害者ひとりあたり2000円という”菓子折り代”のようなもので
数あるニュースの中で大きく取り上げる意味がどこにあるのでしょうか。
大企業の統廃合やM&Aが頻繁に行われる時代ですが、
そんな中で顧客の個人情報は正当?に売り買いされているのです。




11年前に個人情報保護法が制定されてから町内会やPTAなどの名簿でも、
住所や電話番号を個人情報として公開を拒否する人も数多く
コミニティ崩壊・孤立社会へと向かう要因になりました。
今回の事件でも多くに非難がベネッセに寄せられ会員の脱会も出て
企業の信用回復のアピールとして200億円を用意したのでしょう。




それでいて安部ちゃんなんかも…
「経済成長の為にはビッグデータの活用が重要!」と言っています。
ここに集積される個人情報のスケールと精密さは住所や生年月日なんていう
アマチョロイものではないのです(^_^;)
住所や生年月日の個人情報を守ろうとガードを固めている内に、もっと大きな
個人情報が知らずに抜き取られビッグビジネスの餌食になるなるのです。(^_^;)




しかし私は現代社会、都会であろうと田舎であろうと
全国あらゆるものがITによって管理されるようになれば逃れられないと思っているのです。
であるなら逆手に取って個人情報をできる限りオープンにしコミニティを深め
それぞれが好きなように自由に暮らす…と言うのが私の考えですが
国民をコントロールし既得権を守りたい人たちにとっては…
個人情報保護法を大切にコワゴワと守ってくれる国民が必要なのでしょう(^_^;)





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