そもそも…電気料金って?


『写真は7月5日・稲城市石川農園』




昨年の初めに「そもそも…電力って?」を書きましたが
エネルギーは基本的に自給するという考えの私には
家庭用太陽光パネルで発電した電力を電力会社(国)が買い取る
というシステムがどうにも納得出来ませんでした。



世界に先駆けてのデフレ経済!少子高齢化!世界で唯一の被爆国!
である日本に3.11の原発事故が発生した事に
私は何かの宿命的なものを感じて、
ここで日本が新しい時代にふさわしい、エネルギー構造やライフスタイルを
示していく事が世界から求められ、また注目されると思いました。
しかし現実には、その間逆の事が政治・経済の社会で繰り返され
誰も止められなくなってきたのが今のアベノミックスだと私は思っています。



電力の買取システムは電力会社から家庭へ、
すなわち上から下への従来からのピラミッド型の供給方式での利益構造を
を維持しようというもので、その為には原発が必要というのが国の考えのようです。
東京電力の利益の構造は総発電量の62%を使う大企業から9%の利益を得て、
総電力の38%を使う家庭などから91%の利益を上げていて
日本の家庭は先進国で最も高い電気料金を支払って電力会社を支えているようです(^_^;)



日本のエネルギー自給率は4%で96%のエネルギーを輸入に頼り、
その金額は年間24兆円!大変なお金を海外に支払っているのです。
日本は国土の67%が森に囲まれ、そこからの木屑をエネルギーに変えるなど
工夫していけば輸入に頼らず自給出来るのです。



電力をすべて自給するシステムにすれば電力は余って原発などいらない計算に
なるそうですが、電力供給のピラミッド方式を維持するためには自給を認める事も
原発を廃止する事も譲れないようですが
この国の大きな未来を考えた場合どちらが正当な考えか歴然としているのではないでしょうか。。



上から下へのピラミッド型・大企業や都市中心の社会から、
エネルギーも経済も自給自足の下から上への地方中心の社会になっていく事は
どんなに政府や電力会社が抵抗しても、いつかは崩壊すると私は確信しています。
1時間30分ほどの田中優氏の講演です!私はこれにとても納得して書かせて頂きました



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