そもそも…国益って？
『写真は10月ﾆｭｰﾖｰｸ』
私は国家とは”必要悪”であって、
そこから発生する”国益”なんてものもロクでもないものが殆どで
ソレによって戦争をやったり国民を犠牲にすると…昔から思っています。(^_^;)
しかし”必要悪”ですから…遠い未来には消滅しているかも知れませんが
現時点で世界中から国家が消滅したら確かに困る事の方が多いでしょう(^_^;)
安部首相が多くの国民の声を無視してでも…
原発推進をするのも、秘密保護法案を何が何でも通そうとするのも…
彼なりに”国益”になると思っているからでしょう。
原発を推進する事は日本経済を支える産業界にとっては重要なようですが、
秘密保護法案を通す事がこの国の何の国益になるのかが私には見えてきません。
巷間いわれている…コレはアメリカからの強い要請によるもので
アメリカのポチのなる事が日本の国益になると思っているのだろうと推察していました。
しかし、そんなモノは無いであろうと言う発言をネット上で見つけ納得しました(^_^;)
発言したのは元防衛庁官僚で小泉内閣とその直後の安部内閣（第一次）において
内閣官房副長官（安全保障・危機管理担当）で
自衛隊のイラク派遣の責任者で米軍事情にも精通している柳澤協二氏。
その彼が今の国際情勢の中でアメリカが日本に対してそのような要望をするとは
とうてい思えないと言うのです…詳細は割愛しますが(^_^;)
さて、アメリカの”ポチ”になる事が国益に繋がるというなら、それなりに判りますが(^_^;)
で無いとしたら『秘密保護法案』が国益とどのように結びつくのかまったく判りません。
先日クルマに乗ったらたまたまこの法案審議の国会中継をラジオでやっていて、
野党議員が安部首相に質疑をしているのですが、この法案は通った事を前提に
秘密の期間をどうせよ！とかやっていてラジオを切ってしまいました(^_^;)
安部首相を始め、それを取り巻く人たちは自国の独立した軍隊を持って
世界に軍事力を示す事が日本の国益になるとでも思っているのでしょう。
しかし６８年間平和憲法を守った事で得た国益もあるはずで、
それを放棄する事で失う国益の方が大きいかも知れないのです。
考えるべきはこの国のあり方だと思うのですが…
今の政治は野党でもムリなようで、国民がしっかりするしか無いようです。(^_^;)
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