そもそも…企業減税って?


『写真は9月12日やよい農園援農隊(飯山)』




9月19日の日経新聞トップに【消費税来春8%首相決定】
9月20日の日経新聞トップに【企業減税まず1.4兆円】
…と大きく報道されています。
「消費者には増税するが、企業には減税するぞ!」とこという事のようですが
コレを何の違和感なく受け止められる消費者がどれだけいるでしょうか?(^_^;)




政府が企業減税をする理由は簡単に言ってしまうと…
企業が利益を上げて貰わう事で経済は活性化して
それが給与にも反映して消費も活性化する…という考えのようです。




企業減税には法人税の引き下げと、設備投資に対する減税などがあるようですが…
私にはどっちも納得できません。
まず法人税ですが、まずは我が国の全企業の7割は法人税を払っていないのです。
法人税の大部分が全企業の1%の上場企業が払っている事になるわけで、
法人税の減税で還元されるのは利益を出している大企業という事で…
そんな大企業で働く社員はもともと高額の給与をとっているのです(^_^;)
また法人税を下げる理由として日本は外国に比べて法人税率が高く、
このままでは日本の利益を上げている企業が法人税の安い海外に逃げてしまう、
なんて昔から言われていますが、
だったらタックスヘブンの南の島にでも行けばいいのに、そんな企業はほとんどなく
わざわざ外資までもが日本法人を作るのどうしてなのでしょうか。




次に設備投資減税ですが…これは以前にも少し書きましたが怖い減税です(^_^;)
減税につられて大きな設備投資をし、そこから利益が上がらなければ
社員の給料すら払えなくなる可能性の方を私は心配してしまいます(^_^;)




ようするに…企業減税が社員給与に反映される可能性など
ほとんど無いと私は確信しているのです(^_^;)




安倍さんは、何が何でもアベノミックスを貫徹する事に燃えているようで(^_^;)
原発やその被災者も、庶民生活も、零細企業も…
東京オリンピックまで皆で太鼓を叩いて旗を振って前向きに消費をすれば
大企業中心の古いシステムが維持されると…
いやシツレイ、明るい未来がやってると信じておられるのでしょう(^_^;)



人気blogランキングへ


このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。