雇用と景気回復…3


こんな事を書いていると…
「オマエのような年寄りはともかく、若い人たちが働きたくても働けない!」
「就職せずに好きな仕事をコツコツやれば何たって言っても現実的に
何をやったら良いかも判らない若者にはムリな話だ!」
なんて反論が来るかもしれません。(^_^;)



NHK日曜フォーラム「農村で生きたい」というテーマの番組を見ました。
ここでも主に議論されたのは、
「そのような人たちの為に農業で雇用を生むためには…」とか、
「外部の人が農業を始めるためには多くの規制や障害があり…」とか、
テーマである「農村で生きたい」というより「農業で生計をたてるには?」
といった内容に終始したようで私には違和感がありました。



このギスギスした時代に若い人がボンヤリと自然の中で畑仕事でもしながら
「農村で生きたい」と思うのは自然の流れで、それはこの国にとっても
決して悪いことではないと私は思っているのです。



私も2年ほど前から長野県(飯山)での稲作にハマって、年5回ほど通っていますが
今年もチャレンジしてみようと思っています。
若い人たちもたくさん増えています。
私もココで暮らしたいと思いますが、農業で生計を立てようとは思っていません。



自分の小さな畑を耕すぐらいで”好きな仕事をしながら”…
そこまでいかない若い人たちは”好きな勉強をしながら”
農家の田植えや稲刈りの手伝いをしたり、地域の人たちとのコミニケーションを
高めていけば、自分が何が得意で何がやりたいかも見つかるはずです。



そこで本当に農業で生計をたてたいと思えば高いハードルは越えられるし、
その地域ならではの仕事を見つける事が出来るかもしれないし、
また、そこからコストをかけずに全国いや世界に向けての情報発信をして
好きなビジネスが見つかるかも知れないのです。



大切な事は農業の生産性を上げ雇用を生み出す事ではなく、
活き活きとした多様性のある農村や地域社会を再生することで…
そうなればこの国の農業も自給率も自然に上っていくのではないでしょうか?



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