本当の豊かさ…4


1996年、それまで生命保険営業にまったく否定的だった
私の心を大きく動かしたのが、
日経新聞に載った「東京海上が生命保険を始める理由」という前面広告でした。
中でも特に…
『ヒトが10人いれば10通りの保険があっていい。』というフレーズです。



損害保険でお客様との信頼関係を築いていく事を財産とする
保険代理店ならではのコンサルティング営業が可能になると確信したのです。



しかしあれから十余年、今では効率化パターン化の嵐の中で、
『ヒトが10人いれば10通りの保険があっていい。』という
コンセプトはかなり揺らいできているように私には見えてなりません。
 


確かに保険マーケット全体での保険商品の数だけ見たら十余年前と今では
格段に品数は増えて、消費者の選択肢が増え
『10人いれば10通りの保険』に加入出来るようになったかも知れません。
しかし1万人いたら1万通りの保険に加入出来るでしょうか?
どんな大きな紳士服チェーンでもオーダーメイドには敵わないのです。



紳士服チェーンの背広はオーダーメイドと比べて格段に安く簡単に買う
事が出来ますが、この不況で多くの店が閉店に追い込まれ投売りが
されています。
安さと効率性を求め中国などで大量生産された商品がダブついているのです。
その反面、数は少なくなったものの昔ながらの街の仕立て屋さんが
ココにきて見直されたりもしているのです。



ブータン程度の国ならともかく日本では出来こない」との
村田氏の断言ですが(シツコイようですが^_^;)
今、この国を暗く覆っている閉塞間は
小さな幸せや人と人の顔の見えるコミニティをも崩していくような
正体の見えない大きなシステムではないでしょうか?



そして消費者(国民)が国や企業に依存すればするほど…
そのシステムが加速していくように私は感じるのです。(^_^;)



人気blogランキングへ


このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。