単純な事が見えなくなってしまう?…4


昨年の2月…当時の太田弘子経済財政大臣が日経新聞
【「経済一流」復活のカギ〜危機感バネに改革一段と】…という記事の中で
語っている事に私はとても大きな疑問を持って、このブログで問題提議しました。




ようするに、経済を活性化し雇用を創出していくには
個人事業で零細が多い小売や飲食などのサービス産業を
IT化やチエーン化など大型化していくことだ…
といったような事が書かれていたのです。
その行きつくところが、当時も雨後の竹の子のように全国でオープンされていく
ショピング・センターであったわけです。




ところが、あれから僅か1年9ヶ月ですが同じ日経新聞
【ショッピングセンターの開業が今年は4割減】というのが載っていました。
ようするにバカげた開店ラッシュが沈静化したという極あたりまえの記事です。
 



こうなる事は誰だって、ちょっと考えれば判る理屈ですが…
出店ラッシュの最中はどこの流通企業も他社に遅れをとってはと
より魅力的なショッピングセンター開発に凌ぎをけずるようです。




これによって当初は建築費や雇用が創出され、経済は活性化しますが
それが何時まで続くわけがないのです。
こんなモノが次から次に出来て持続可能な経営など
不可能な事は子どもでも判りそうな事です。




ショッピングセンターが下火になって真っ先に被害を受けるのはテナントです。
固定費がかさむテナントは売り上げが落ちれば耐えられなくなります。
歯が抜けるように店舗が抜けたショッピングセンターはお客も遠のき、やがて
ショッピングセンターそのものが閉鎖に追い込まれ、経営努力で生き残っていた店舗
まで閉店に追い込まれてしまうというお粗末です(^_^;)




国の政策や企業の甘い誘いまどわされず身の丈にあった店舗をやっていたら
古くからの商店街も、その土地の文化も、コミニティも保たれていくのに…



とても単純で判りきった事だと思うのですが(^_^;)



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