『船場吉兆』から見えるモノ


保険も金融のひとつですから…
私も飲食店経営という客商売から金融業界の末端の末端ですが(^_^;)
係わるようになって早いもので20年以上が経過して
この業界の方が長くなってしまいました。



でも私の心の中には”お客様あっての保険代理店”という気持ちが
あるのですが、保険業界に限らず、金融の世界には
そのような考えは基本的に無いのではないかとよく思うようになりました。


でも昨今のニュースを見ていると、私のいた食品や飲食店の業界も
エラソウな事は言っておられないほど不祥事が続発しています。
特に今、大きく取り上げられている【船場吉兆】には呆れてしまい
廃業になるのは当然だと思います。



お客様あっての客商売なのに、どうしてあんな事になってしまったのでしょうか?
答えは簡単です。
”お客様あっての客商売”という気持ちを忘れてしまったからです。



吉兆は91年に経営効率化のために5つつの法人が誕生。
船場吉兆】は20億円の融資を受けて自社ビルを新築して事業拡大。
大阪・福岡に支店を出し、数十種類に及ぶ贈答品や
外部発注で製造したプリンやカレーの販売なども手がけ。
そんな中で、贈答品の消費期限の改ざん、産地表示の偽造などが
明るみになり、今回の料理の使い回しが常態化していることが
暴露されて、廃業に追い込まれたというわけです。



事業拡大を図り失敗した例はバブルから崩壊にいたる時代には
いくらでもありましたが、これまでよく生き残れたものだと思います。
このような事業展開になってしまうと、
組織を維持管理していくのが精一杯になり、肝心のお客様の事など
二の次、三の次になってしまい、命取りになるという
よくあるパターンです。(^_^;)


ようするにお客様を大切にして身の丈にあった経営をしていたら
こんな事にならなかったのではないでしょうか。



だから、私は大型代理店や経費がかかるショップ型代理店という
保険業界の昨今のトレンド?や…
お客様のことなどまったく考えないような
金融商品がまかりとおることに危機感を感じずにはおれないのです。



人気blogランキングへ



このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。