7年前にもした【インフレ・デフレ論争】 

実は7年ほど前に元祖?FPの小野瑛子氏のホームページ上で
独立系FPのR氏と私が「インフレ・デフレ論争」を延々とやった事があります。



”これから21世紀は基本的にインフレになる可能性は低い”…という私の考えに対して
”インフレ意外に考えられない!”とR氏が私に迫って来たものです。



R氏は【プライマリー・バランス】だとか【国債残高】だとか【GDPの○%以上の成長】とか…
いろいろ難しい用語を使って、ようするに…
”インフレにならなければ日本経済は成り立たない”というような主張でした。



私は…”成り立つ”とか”成り立たない”とかいう問題ではなく
平和で高度な情報化社会において
しかも少子高齢化、環境問題といった中で価値観やライフ・スタイルも
大きく変化せざるをえない社会において
少なくとも物価が上がってのインフレになる事は考えづらい、…
という単純なものでした(^_^;)
 


国債等で莫大な借金を抱えた日本はインフレにならなければ大変というわけですが…
インフレにならなければ大変なのは、バブルのピークにマンションを買った私も同じです。



住宅ローンという大きな借金と価格が暴落したマンションを抱えている私もホンネは
インフレになって欲しいというものです。
不良債権を抱えた企業もそうでしょう。
でも、インフレの”神風”を信じて何の対策もせずにいた企業は破綻しました。
C・ゴーンのニッサンのように工場や本社ビルをどんどん処分し大リストラした
企業は再生に成功しました。
もしインフレの神風が吹いていたらC・ゴーンは会社に対して大変な背任行為
した事になります。



あの議論から7年が経過して、景気はほんの少し上向いてきたようですが、
私の考えはまったく変わっていません。


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