そもそも…幸せって?


【写真は1月13日・国東半島にて】




「幸せって何か?」というテーマになった時に
私がいつも思い浮かぶのが映画【男はつらいよ】のシリーズ第8作での
寅さんのこんなセリフです(^_^;)




「例えば、日暮れ時、農家のあぜ道を一人で歩いていると考えてごらん。
庭先にりんどうの花がこぼれるばかりに咲き乱れている農家の茶の間。
灯りが明々とついて、父親と母親がいて、子供達がいて賑やかに夕飯を食べている。
これが・・・これが本当の人間の生活というものじゃないかね、君」




まったくその通りだと頷くセリフですが、実は妹さくらの夫博の父(志村喬)からの
受け売りで、とらやの茶の間で寅さんが家族を前にエラソーに?語るわけですが…
それを聞いていた”おばちゃん”が
「ちょっと悪いけどね、親子で晩御飯食べてるだけのことで何でそんなに感心するんだい?」
"おいちゃん"「そうよ、どこでもやってるじゃないか、そのくらいのことは」
"寅"「ただ食べてるだけじゃないんだよ、庭先にりんどうの花が咲きこぼれていたの」
"おばちゃん"…「りんどうの花だったら家にも咲いてるよ」
"寅"…「電気があかあかとついててさ」
"おいちゃん"…「夜になりゃ電気つけるだろうどこでも」
そこに最後には"タコ社長"がやってきて
例によってのてんやわんやになっていくのですが(^_^;)



とらやの食卓の光景は、りんどう花が咲く農家の夕食と同様に思えてくるのです。
何でも無い日常の営みや団らんの中に”本当の幸せ”がある事を
そして当事者の多くはソレに気付かず生活している事がよ〜く伝わってきます。(^_^;)




男はつらいよ」は最初にテレビドラマで放映された時から
リアルタイムで見て来た世代ですが
テレビから映画に変ってもキャストが変らなかったのは寅さんの渥美清
おいちゃん役の森川信だけだったと思います。
サザエさんの波平もはまり役で私は森川信の大ファンで私は寅さんを見ていたのですが
この映画上映(1971年)の数ヶ月後に60歳で亡くなってしまいました。




その後の”おいちゃん役”にはあまり馴染めませんでしたが、48作まで続いたので
そこそこ見ていますが、この映画とこのセリフは大好きです(^_^;)



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